育児&育自diary

中学校教員、いきいきワーママ目指して頑張ります。

教員の育児時間取得の実際

ワーママのみなさぁん、今日も元気に育児に無理解の上司と戦ってますか?

育児の経験がない上司や、子供はいても奥さんに丸投げしたんだろうなぁと思われる上司だと伝わってほしいところが全く伝わりませんよね。仕方ないと半ばあきらめたり悲観したりの今日このごろを送っている私です。

さて今回は教員の育児時間取得の実際について書きます。ですから、教員以外の方にとってはあまり役に立たない記事かと思いますがご容赦ください。


育児時間とは、労働基準法によれば

第67条
生後満1年に達しない生児を育てる女性は、第34条の休憩時間のほか、1日2回各々少なくとも30分、その生児を育てるための時間を請求することができる。
使用者は、前項の育児時間中は、その女性を使用してはならない。

とのこと。また、その趣旨としては、乳児を育てる女性に対して、授乳その他母親として行う様々な世話のために必要な時間を確保して、女性の育児について援助を与えようとするものだそうです。さらに都はもう少し緩やかな制度となっており、要点のみ記すと以下の通り。

  • 対象者:生後1年3ヶ月に達しない生児を育てている職員
  • 原則として1日2回それぞれ45分以内の時間を利用することができる。ただし、次の組み合わせによる利用も認められる。

 ア1日2回:30分と60分、30分と45分、30分と30分
 イ1日1回:90分、75分、60分、45分、30分
 ウ1日2回:75分と15分(生後1年に達し、かつ、生後1年3月に達しない生児の場合のみ)

  • 育児時間は勤務の始めもしくは終わりまたは勤務時間の途中に利用することができる
  • 原則として1か月を単位として承認されるが、配偶者の急病、出張等、生児を育てることが困難になった場合には1週間以上の単位で育児時間の変更を認めることができる。


使いようによっては多分有用な制度なのですが、教員が使う上ではいろいろ悩ましい問題があります。


①1限~6限の授業時間にかからないようにしか育児時間が取れない。
モラルの問題かもしれませんが、時間割を組む上で、1限には絶対授業入れないで!と注文をつけることが不可能な場合があります。私は無理でした。そこで、育児時間をとっても8:45~15:20(掃除時間まで入れると15:30辺りまで)は学校に拘束されます。



②教員は夕方に休憩時間があるため、1日2回の育児時間のとり方が難しい。f:id:adijopuw:20180729234604p:plain
朝30分取ると、夕方は60分、ところが60分が休憩とかぶる。休憩後の15分だけでは育児時間の組み合わせとして取れない。管理職から提案されたのは「時差勤務」との組み合わせです。
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30分遅れの時差勤務を使い、朝は育児時間を取らず、夕方の育児時間を、時差勤務で終業が延びた分を含み45分間取るというもの。まどろっこしすぎて絶望しました。



③普通の授業日と長期休業中とで休憩時間が変わるが、育児時間がそれをカバーできない。

これ。
これが今回一番書きたかったこの制度のクソ・オブ・クソクソ・オブ・ザ・イヤー受賞待ったなしと言える悩ましいポイントです。
今まで、上記の通りうまく回っていたかに見えた育児時間制度ですが、夏休みに入ると休憩時間が昼にずれます。
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するとどうしたことでしょう。


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勤務時間が16:30まで延びているではありませんか!

絶望した!
私は夏休み初日の出勤途中にこの事に気づき、急ぎ管理職に「今日から育児時間を75分取りたいです~;;」と伝えました。ところが、教育委員会にも確認をとってもらいましたが、結果はNG。月単位での取得が原則で途中の変更が効かないことを理由に、7月いっぱいは45分間の取得のまま。保育園のお迎えに間に合わせるためには毎日1時間ずつ有給を使わざるを得ませんでした。
確かに「配偶者の急病、出張等、生児を育てることが困難になった場合」ではないですが、休憩時間が通年変わらない都の職員はそれで良くても、教員にこのままこの制度を当てはめるのならみんな一体どうやって夏休みをしのいでいるのでしょうか。たった7日とはいえ、一日1時間の有給は勿体ない、、、そうでなくても育児時間MAXの90分のうち45分しか使っていないのに。

管理職とのやり取りの中で、「あと一週間、我慢できない?」と言われたのもショックでした。

我慢…!
育児時間の取得は私にとっては切実な権利の行使で、もしMAX90分取ったとしてもそこに私が楽する要素は全くなくて、いかに子供を寝かしつけるまでの生活をスムーズにするか、しかありません。この90分を使って自分の趣味や休憩の時間を取るわけではないのに、自分がいくら頑張っていようと、「わがままを通そうとしている人」みたいに見えてるんだなぁと思って悲しくなりました。有給とったらどうかという提案もガッカリしたし「“原則は~”とあるし、何かツッコまれたときに先生を守るためにさ」と言われたのもモヤモヤでした。夏休みで休憩がずれたタイミングでそれまで退勤していた時刻に合わせて改めて育児時間を取り直したら、それってツッコまれて痛い腹なのでしょうか。
与えられた権利を使おうとしている自分は管理職にとってはリスク要因なのでしょうか。


自分で使う制度を自分でもっとよく理解していれば、もう少しやりようもあったと思います(時差勤務は夏休みのタイミングでずらせるので)。残念です。